「平和な」クリスマス

 12月25日、おそらくフランスが1年で最も忙しいであろう1日。呑気にブログなど開設してしまった。

通貨がフランだった時代から私が暮らしているフランス。子供の頃に日本のテレビで見ていたフランスはキラキラしていた。今はこの国にそんなイメージを持つ若者なんて少ないんだろうけど。

想像していたような素敵な国ではないと文句を言いつつも、居心地の良い面も多く、長く続いてしまったフランスとの関係。

何となくこの日々をどこかに綴りたいなと思ったのだ。


12月25日、我が家も本来なら今ごろ義理の実家にいる予定だった。

しかし、クリスマスを目前に家族が1人また1人とコロナや風邪で脱落。メンバーが揃わないのでキャンセルとなった。

マスクの習慣がなかった国だけど、さすがにコロナ禍では必須だった。しかし今では電車の中やお店の中でマスクを着用している人はほぼ皆無。狭い空間でゲホゲホしている人も多く、コロナやインフルエンザ患者が増えてもおかしくない。


ということで、毎年クリスマスと大晦日に延々と流される視聴者投稿のおもしろ動画番組を見る必要もなく、フランス人達の皮肉たっぷりなジョークに愛想笑いをする必要のないクリスマス。平和だ。

猫も今日はカリカリ餌じゃなく缶詰のパテをもらい、犬も杖の形をしたおやつをもらってご機嫌。今日が何の日か知らないけど平和だ。

普段は晩酌をしない夫婦も珍しくスパークリングワインで乾杯。ひと口飲むと、目の前で犬が大量のお漏らしを始め…

慌てふためく私たち。

片づけている間に、ご馳走を狙ってテーブルに飛び乗る猫… 獣たちの育て方を失敗したなと実感するクリスマス。


メリークリスマス